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日本生協連/物流子会社・シーエックスグループがISO14001を認証取得

2003年08月31日/未分類

日本生協連の子会社である(株)シーエックス、(株)シーエックスカーゴ、(株)シーエックスインフォネット、(株)地球クラブなどで構成されるシーエックスグループが、8月27日、日本環境認証機構(略称JACO)によりISO14001の認証を取得した。
シーエックスグループは、全国の会員生協を主な取引先として物流・商品管理・倉庫、情報システム・機器販売、リサイクル・環境配慮商品(業務用・家庭用)などの分野で事業を展開。
各地の会員生協でのISO14001の取得が進むにしたがって、取引先であるシーエックスグループの各社としても自社の業務の環境配慮を進めることが必要との判断で、日生協環境事業推進室の協力のもと、国際的な環境管理規格である環境マネジメントシステムの構築に着手し、このほど認証を取得したもの。
審査の総括所見
当事業所の環境マネジメントシステムはグループ代表の定めた環境方針の基に、03年4月から具体的に運用を開始し、目標達成のための活動成果も4ヶ月分の成果が出始めた。
環境方針には目的目標の枠組みとして、運送事業の最大の課題である燃料、排ガスを一番に掲げ、倉庫業では資材の削減、廃棄物削減,リサイクルの促進、商品管理では廃棄ロス削減など業種毎に重点テーマを掲げている。
 
環境方針で定めた重点取組み事項、環境影響評価で抽出登録した項目などはもれなく目的・目標に活動展開するようになっている。
 
目的目標の地方支店での活動単位は営業所単位、センター単位として事業内容毎に活動しやすい適切なグループ単位になっていると感じた。また、その成果は毎月本社でしっかりチェックし、コメントを添えて戻しているので、職場活動の活性化に繋がっていると推定する。
 
従業員への教育はEMSの概要と取り組み事項を要約した「シーエックスグループEMSガイドブック」を全員に配布して、従業員に分かり易く教育。部門審査におけるインタビューで環境意識の高さを確認できた。
 
内部監査は初めての監査であるにもかかわらず自社用に合わせたチェックシートをきちんと作って監査を行った。これは監査員の監査レベルアップに大いに貢献していると評価し、監査内容も信頼の置けるものだった。
■シーエックスグループの環境方針
シーエックスグループは、環境保全のために先進的に取り組んでいる日本生活協同組合連合会とそこに加盟する会員生協の環境方針に学び、その事業に貢献するために、物流事業、情報システムサービス事業、リサイクル事業の専門会社の企業集団として、あらゆる面で環境保全に配慮して活動する。
これらの事業活動に伴う環境負荷の軽減と汚染の予防に努めるとともに、環境関連の法令、条例ならびに組織として受け入れを決めたその他の要求事項を遵守する。
また、目的・目標を設定し、定期的に見直す枠組みを定め、環境マネジメントシステムの継続的改善を進める。
運送事業:省燃費運転、及び燃料使用と排出ガスの削減を進める。
 
倉庫事業:荷役・保管に伴う資材の削減、及び排出物のリサイクルを進め、廃棄物の削減に努める。
 
商品管理業務:商品発注・在庫の管理水準を高めて、廃棄ロスの削減に努める。
 
オフィス活動:電気、紙の使用量を削減し、資源の有効利用を図る。
 
リサイクル事業:容器・包材のリサイクル事業を進める。
環境方針をすべての社員に周知するとともに、協力会社に対しても環境保全活動の理解と協力を推進する。
また、環境活動への取組み状況については、定期的に公表する。

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