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パスコ /道路マネジメントサービス開始

2003年08月25日/未分類

(株)パスコは、社会資本整備が新規整備(建設)から維持管理に移行し、今後、大きく成長することが期待される道路の維持管理市場において、効率的な高度モニタリングを実現する最先端の計測技術を搭載した道路現況計測システム「Real(リアル)」を新たに開発し、道路3次元モニタリングによる総合的な道路マネジメントサービスを開始する。
パスコはわが国で最初に道路路面性状調査手法を開発したノウハウを活かし、新たに開発した「Real」は、最先端のデジタル計測技術とデジタル画像処理技術などを車両に搭載し、完全デジタル化を実現。
これにより、調査時間の短縮は勿論、従来に類を見ない高品質、高精度の計測データの取得を可能にする。全国総延長約20万km(国・都道府県道以上)におよぶ道路維持管理市場において、パスコが開発、開拓した路面性状調査システムをさらに高度化し、道路および道路施設等の維持管理の効率化、高度化を推進する。
現在、道路管理の情報化に必要な路面および道路施設等の情報収集とその更新に多大の労力と費用を要している。道路の維持管理に必要な舗装の損傷(ひびわれ、わだち掘れ、平たん性など)の調査方法は機械化されているものの光の反射を利用しているため、調査時間が夜間に限定されている。
また、調査走行も低速なため調査自体に要する時間、さらに取得データの後処理など、多くの課題を抱えている。また、道路施設については、橋、トンネル、標識などの膨大な情報を未だ人手による情報収集が中心である。
一方、「道路構造物の今後の管理・更新等のあり方に関する提言」(国土交通省道路局)によると、高度成長期に大量に建設された道路構造物の高齢化に伴い、補修・更新が必要な道路構造物が飛躍的に増大しており、今後、道路構造物の補修・更新費の増大、補修・更新工事等に伴う交通規制等の社会的影響の増大等も懸念されている。
本システムは、舗装の損傷情報のみならず道路施設の位置、形状、画像などの情報と道路周辺の映像情報の3種類を1回の走行で同時に取得できる。さらに一貫したデジタル処理により、通常の走行速度での調査を実現し、調査時間帯を選ばず短時間に高精度で多様な情報を効率良く収集する。
GPSと慣性航法装置の併用により、独自に走行車両の高精度な緯度、経度座標データを取得する。ひびわれ、わだち掘れ、平たん性などの高精度な路面性状値を細密に座標値としてダイレクトに取得する。 (特許出願中:路面性状測定装置)
沿道の道路施設情報を、緯度・経度・高さの3次元座標値と共の画像、映像として取得する。 (特許出願中:距離同期式ステレオ画像撮影装置)
完全デジタル化により、通常の走行速度で調査を可能し、調査時間の短縮のほか、昼夜を問わず、調査を可能にする。

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