ワールド・ロジ(株)は、平成19年6月期に半期報告書提出遅延など経営面で危機に陥ったことを踏まえ、管理体制の充実・強化、新サービスの提供などに取り組む。
月次での収益管理、新規事業やM&A案件に対する収益機会、業績のトレースができるよう管理本部を中心とした内部管理体制の強化を図る。J-SOX法対応を見据え、内部管理体制の強化を図るため、社長直属の部署として経営戦略室を新設し、強固な内部管理体制を平成20年6月までに構築する。
また、社長を中心とした統合リスク管理委員会を発足し、監査役会を始め弁護士やリスクコンサルタントなど外部有識者を招へいすることで、コンプライアンス経営を推進する。
事業面では、7月に立ち上げた通販事業専用センター「大阪フルフィルメントセンター」を活用し、中小通販事業者をターゲットとしたフルフィルメントサービスを提供する。
これまでは、大型顧客へのオーダーメード型の流通・物流サービスを提供してきたが、今後の通販事業の成長を見据え、中小通販事業者に物流サービスの提供を可能とするため、「REAL 3PL 通販ソリューション」と銘打って、パッケージ仕様によるフルフィルメントサービスを開始している。
12月には、大阪フルフィルメントセンターのフル稼働、次センターの設立準備を行う。