日本石油輸送(株)の平成16年3月期第1四半期業績の概況(連結)は下記の通り。
当第1四半期のわが国経済は、設備投資が緩やかな持ち直し基調にあるものの、個人消費は引き続き低調に推移するなど依然として厳しい状況が続いた。
このような環境のもとで当社グループは、社会から「信頼」される物流企業グループを目指し積極的な営業活動を推進した。中でも当四半期においては、化成品の自動車輸送を主たる業務とする(株)ニュージェイズの営業を本格化させ、今後の営業基盤の確保に努めた。
この結果、当四半期の連結売上高は54億7千4百万円、経常利益は1億3千1百万円、当期純利益は3千3百万円となった。
部門別の概況
鉄道輸送事業部門
石油部門
当部門は、鉄道による石油製品輸送の一部がローリー輸送に転換されたが、請負輸送の拡大や、石油元売各社の販売増もあり輸送数量は158万7千KL となり、当部門の売上高は20億4千4百万円となった。
②化成品部門
当部門は、ISO(国際基準)タンクコンテナを販売の中心に据え、ローリーなどの輸送から鉄道輸送への転換や新規需要の開発に積極的に取り組んだ。この結果、各種コンテナ176個のリースを成約し、当部門の売上高は6億2千2百万円となった。
③コンテナ部門
当部門は、夏の繁忙期に備え、今年度新規投入予定のコンテナの大半を当四半期から提供し、収
入拡大を図った。この結果、発送実績は11万個となり、当部門の売上高は5億8千9百万円となった。
以上の結果、鉄道輸送事業部門における当四半期の売上高は32億5千6百万円となった。
自動車輸送事業部門
当部門は、顧客の物流経費削減など厳しい状況が続いているが、石油元売会社の販売増に伴ない輸送数量は当初計画を上回った。さらに、新規業務として潤滑油受注配車業務を受託したほか、化成品輸送を主たる業務とするニュージェイズの本格営業を開始した。
この結果、当四半期における輸送数量は138万8千KL・t、売上高は22億1千8百万円となった。
同社グループの四半期業績の特性について
グループの売上高は、石油類の需要が秋冬期に高まるため、上期の売上高に比べ、下期の売上高がかなり大きくなる特徴がある。
また、上期に関しましては、夏の繁忙期に備えた冷蔵および冷凍コンテナほかの設備投資の大半が6月に集中し、これに係る減価償却費が主として第2四半期以降に発生するなど、第1四半期と第2四半期の収支バランスは大きく異なる見通し。
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日本石油輸送/平成16年3月期第1四半期業績の概況(連結)
2003年08月25日/未分類
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