三洋電機／グループEMSでゼロエミッションを達成

三洋電機グループは、グループの統合環境マネジメントシステム（GEMS）において、ゼロエミッションを1年前倒しで実現。廃棄物の最終処分率40.53％（平均）を達成した。
今回のゼロエミッションの特徴は、製造事業所のみならず非製造部門である本社・営業部門・研究所を含めたシステムで達成した。
これは、グループ環境行動計画「Action E21」を掲げて環境経営を推進する中で、廃棄物の分別回収、再資源化、再利用などを各部門が積極的に取り組んだ成果。
主な取り組み内容
・クリーンセンターの焼却残渣を道路舗装用路盤材に再利用。
・廃プラスチック類(フッ素樹脂、ポリカーボネート樹脂、コンパクトディスク等の不要ディスク)を洗浄・粉砕処理後、原料（ペレット）として再資源化。
・現像廃液濃縮システムを導入（濃縮し、カロリー調整剤として他社で利用。その残渣もセメント材料として使用）。
・蛍光灯の再資源化（本社・営業部門・研究所単位では処理本数が少なく廃棄処理を行っていたものを近くの製造工場と協力しまとめることで実現）。
Action E21：GEMSにおける環境行動計画。主要項目及び目標は下記の通り（2006年3月末目標。目標は毎年改訂）。
・CO2排出量（売上高原単位）を1999年度比15％以上削減。
・PRTR対象化学物質排出量を1999年度比70％削減。
・E21商品（当社基準による環境配慮商品）の売上高構成比25％以上。
なお、三洋電機グループの長期目標としては、「CO2排出量（絶対量）を2010年度までに1990年度比で7％以上削減」を掲げています。