(株)パスコは8月より、ロジスティックス向け、配送計画支援システム「LogiSTAR(ロジ・スター)」の販売を開始した。
同システムは、精度の高い地図情報と高度なGIS開発技術により、到着予定時間や配送先位置情報の精度を格段に向上させ、配送実績データの学習機能などにより、現実に即した最適な配送ルート計画の立案を実現する。
現在の物流分野においては、「消費者・荷主ニーズの高度化・多様化」「運輸分野における規制緩和・新規参入」等の社会的要因により、「流通の小口・多品種・多頻度・時間指定による配送効率低下」など多くの課題を抱えている。
さらに、環境面では京都議定書を契機とした「CO2排出削減」という社会的要請に応える姿勢が企業に求められている。
こうした様々な課題を解決するために、POS等の販売情報を元に生産量・在庫量を必要最小限に圧縮し効率的な配送を目指し、生産から販売に至るまでロジスティクス全体の最適化を図ることが重要となっている。
配送計画支援システム「LogiSTAR」は、パスコが持つ豊富で精度の高い地図コンテンツ(地図情報)と最先端のGIS開発技術・ノウハウを駆使し、さらに、配送実績データの学習機能により、従来、高度な経験を要していた配車計画をスピーディーに的確に行い、厳しい配送条件を満足しつつ、配送経路・配送台数の最適化を実現する。
さらに、スタンドアロン版から複数配送拠点での利用が可能なイントラネット版をラインナップし、配送コストの削減、顧客サービスの向上、配車業務の負担軽減、環境問題への対応も含め、物流分野における様々な課題を解決する。
受注目標は、初年度20社4億円の受注を見込む。すでに20数社から引き合いが発生している。
特徴
配送実績データの取り込み、道路混雑状況の実態を学習させることにより、混雑道路の回避と到着予定時間の精度を向上
時間指定納品の増大や納品時間の厳守など配送条件が厳しい中、道路混雑状況から渋滞している道路を避けてルート選定し、精度の高い到着予定時間の計算が可能となる。
配送先の住所文字列をもとに、配送先の建物を特定することが可能であり、配送先の位置情報の精度を向上
高精度で細密な地図情報の利用により、配送先の建物を特定するため、住宅地図がなくても配送先を容易に特定できる。また、建物の特定により、建物に面した道路を通る配送ルートを立案でき、現実に合った配送ルートの算出が可能となる。
一方通行や右左折禁止等の詳細情報により、現実の道路情報に即した配送ルートを立案
カーナビと同様の地図データを利用するため、一方通行や右左折禁止等の道路情報を踏まえて配送ルートを立案することができる。
リアルタイムのVICS情報の利用により、リアルタイムでの渋滞箇所・通行止め箇所の確認が可能となる(2004年1月より提供予定)
問い合わせは
(株)パスコ
ビジネスソリューション統括本部
ビジネスマーケティング戦略部カスタマーセンター
TEL03-6412-2800
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パスコ/配送計画支援システム「LogiSTAR(ロジ・スター)」販売開始
2003年08月28日/未分類
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