(株)イトーヨーカ堂は、イトーヨーカドー「企業の社会的責任報告書-社会・環境活動報告 2003」を発行した。
同報告書では、事業活動をより分かりやすく的確に伝えるために、ステークホルダー別に活動内容をまとめ、編集した。
物流分野では、、『通い箱』や『カテゴリーセンター化』などの独自の物流改革を推進し、梱包材の段ボール箱、配送車輌の走行距離や台数の削減に取り組んでいる。
●カテゴリーセンター化
加工食品・住居品の物流センターで各店舗の売場別に商品を仕分けして、『通い箱』でそのまま各売場まで搬送する『カテゴリーセンター化』を推進。カテゴリーセンターで一括梱包することによって車輌の積載効率が向上し、結果的に車両台数が削減され、また売場の陳列作業の効率化、店舗バックスペースの有効活用などにも寄与している。
2002年度に、加工食品で3センター、肌着で5センター、住居品で3センターを稼働させ、ほぼ全店舗へのカテゴリーセンター化を実現。
●生鮮食品のエリアセンター化
生鮮食品の物流センターを分散化させ、センターを各店舗により近づける『エリアセンター化』を推進。納品ルートの見直し、共同配送化、地域物流網の整備なども同時に進めることによって、車輌走行距離の削減を図っている。
●圧縮天然ガス(CNG)車の導入
ディーゼル車より環境負荷の低い圧縮天然ガス(CNG)車の導入を進めている。2003年2月末現在、生鮮食品の配送に計56台、その他の商品の配送に計23台を導入している。
●梱包資材のリユース『通い箱』
イトーヨーカドーでは、梱包材の段ボール箱の削減を図るため、取引先と協力して、プラスチック製のコンテナ箱を『通い箱』として繰り返し利用している。衣料、住居品、加工食品、チルド食品で『通い箱』の活用を拡大している。
また、衣料品については箱に梱包せず、ハンガーにかけたまま配送する仕組みを整え、ハンガー自体の再利用も進めており、2002年度は2 283万本のハンガーを再利用した。
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イトーヨーカドー/環境報告書2003年版発行
2003年09月10日/未分類
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