リンガーハット／中国子会社の完全子会社化

（株）リンガーハットは、子会社である中国現地法人青島稜閣発展食品有限公司を平成15年11月1日付で100％子会社化する。
中国現地法人の青島稜閣発展食品有限公司は、平成14年8月21日に、資本金１億円で同社70％、（株）加ト吉30％の出資比率をもって中国山東省青島市に設立が認可され、同年11 月にリンガ
ーハット１号店を、12月に２号店を出店し、営業を続けている。
この日本企業合弁による会社設立は、加ト吉の山東省にある工場機能を活用することで投資を抑制するとともに、加ト吉の現地での経営ノウハウを活用することでリンガーハットの中国進出が円滑に進むため、進めていた。
しかし、２店舗の開店後、中国におけるサーズ発生の影響を受けるとともに、長崎ちゃんぽんと皿うどんのみを主力とした商品では、中国での日常食としてはアイテム数が不足しており、平成15年４月からは、日本食レストランに業態を転換して営業を継続してきた。
この業態転換にともない、加ト吉に生産委託していたちゃんぽん麺等を、原価低減を図るため中国子会社で内製化し、現在にいたっている。
このため、製造面での加ト吉における役割が低下したことと、営業面で当社が主体性をもって中国における業態確立を図ることを目的に今般、青島稜閣発展食品有限公司への出資割合を100％とすることにしたもの。