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東芝/自動追跡カメラ技術開発

2003年09月25日/未分類

(株)東芝は、イメージセンサーの高感度化技術と高速度画像を用いた高精度な動き解析技術により、高速で動く物体をカメラが自動追跡できる技術を開発した。
今回開発したのは、物体の輪郭や模様に着目して動きを認識する技術。従来は、暗幕のような背景を準備したり、物体に強い照明を当てるなどして物体を見分けやすくしないと動きをとらえられなかったが、今回、世界で初めて、背景に関係なく高速な動きにも対応できる技術を実現した。
これまで、自動追跡技術においては、高速で動く物体をとらえるためイメージセンサーの画像取り込みスピードを高めると、光量が不足して感度が低下してしまう問題があった。
新技術では、イメージセンサーで取り込んだ画像をフィルター処理によって明るく変換することにより、背景の条件などに関係なく物体の動きを追跡することが可能。
また、画像の取り込みのスピードを1秒間に1000回と高速化し、独自に開発した高精度な動き検出技術により、例えばカメラから15mの距離であれば時速100km程度の速さで移動する物体をとらえることができる。
新技術は、例えば、家庭用のロボットやビデオカメラに自動追跡機能を持たせたり、人間の手の動きで家電を操作するリモコンシステムとして用いるなど、幅広い用途に応用できる。
同社では、新技術の実用化に向け、複雑な動きの中でも物体を見分けられるようにするなど、さらに技術の改善を進め、2006年頃までに高速動画像処理LSIとして製品化する計画。

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