日新電機／中国無錫市の工場用地を取得

日新電機（株）は、中国江蘇省無錫市の工場用地約16万m2を新たに取得した。この土地では電力用コンデンサを生産するための新工場を建設し、2004年3月を目途に操業を開始する。
日新電機ではコンデンサを生産する合弁会社「日新電機(無錫)電力電容器有限公司」を2001年に1月に無錫で設立している。
電力需要の旺盛な中国でのコンデンサ事業を拡大するため、合弁相手である中国トップシェアのコンデンサメーカー「無錫電力電容器有限公司」を吸収し、2003年4月から統合した形での運営を開始した。
吸収当初は、2002年3月に無錫市で取得した土地の一部に新工場を建設する予定だったが、コンデンサを始めとする変成器などの事業を今後更に発展させることを視野に入れ、新たな広い土地に工場を建設することにした。
今後の日新電機のコンデンサ事業は、最大マーケットである中国を拠点に、開発を含めた現地化を進めて、低コストの生産力と開発力を武器に日本や東南アジアなどの市場でも競争力を強化していく。
土地の概要
所在地：中華人民共和国江蘇省無錫市高新技術開発区B24号
土地面積：約16万m2
購入資金：2880万人民元（約4億2千万円）
第一期工事として建設を予定している工場の概要
建物面積：約1万2千m2（工場1棟と事務所1棟）
建設資金：3660万人民元（約5億3千万円）　
操業開始：2004年3月
生産品目：電力用コンデンサ（缶形コンデンサ、集合形コンデンサ）
生産能力：1200万キロバール