日本軽金属／東南アジア・中国における事業の再編

日本軽金属（株）は、アルキャン・インク（本社：カナダ、以下：アルキャン社）と共同で運営している東南アジア・中国における事業を再編する。
同社が保有するアルキャン・ニッケイ・アジア・ホールディングス・リミテッドの株式をANAHに譲渡するとともに、ANAHが保有するアルキャン・ニッケイ・サイアム・リミテッドの株式100％とNonfemet International(China-Canada-Japan)Aluminum Company Ltd社（本社：中国深セン市、以下：NI）の投資持分(18％)を取得する。
今後の東南アジアにおけるアルミニウムの需要拡大に対応し、より効果的かつ積極的に事業展開を推し進めるためには、タイ国に在るANSIAMを100％出資会社として直接事業運営することが望ましいものと判断した。
特にタイ国はアセアン諸国の中で経済成長が著しく、自動車をはじめとした各産業においてアルミニウムの需要拡大が期待できることから、タイ国に在るANSIAMを東南アジアにおける重要な拠点として位置付け、日軽金グループとして事業の拡大強化を目指す。
なお、現在ANAHの傘下にあるアルコム社は、本再編により資本関係はなくなるが、 当社が従来から実施しておりますアルコム社およびアルコム社の子会社であるAlcom Nikkei Specialty Coatings Sdn. Bhd社への技術援助は、今後とも継続して実施する。