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日産ディーゼル工業/新長期経営計画策定

2003年10月02日/未分類

日産ディーゼル工業(株)は、財務構造の抜本的改革と中長期の安定的事業基盤確立を包含した
「’04-’08新長期経営計画」を策定した。
本計画の達成により、積極経営への転換を図り、企業価値の更なる向上を目指す。
Ⅰ.「’04-’08新長期経営計画」の背景  
’02年9月新経営陣の下、キャッシュフロー経営による"有利子負債削減"と"営業利益率向上"を目標とした「’03-’05新中期経営計画」を発表し実行に取り組んだ結果、02年3月末から03年9月末迄の間に有利子負債を419億円削減し、営業利益率も03年上期で4.7%を見込むなど前倒しで成果を上げてきている。 
このようにフローのパフォーマンスが着実に改善されてきたのを受け、「資本の増強」および「連結繰越損失の解消」等を中心とした「’04-’08新長期経営計画」を策定し、今後積極経営に取り組む。
Ⅱ.新長期経営計画について  
1.主旨
日産自動車、主力金融機関の支援を得て、1)財務リストラ実行による強固な財務体質構築、2)安定的事業基盤確立、3)積極経営への転換による企業価値の向上、を柱とする「’04-’08新長期経営計画」を策定し、長期的に積極的な経営を行っていく。
2.骨子
1) 強固な財務体質構築 
資本対策
・みずほコーポレート銀行グループ、りそな銀行、みずほ信託銀行グループの主力金融機関による融資900億円の優先株式への転換
・日産自動車による優先株160億円引き受け
①繰越損失解消による配当可能ポジションへの復活 過去の負の遺産(03/3末連結繰越損失417億円)の解消
②財務の健全性向上  資本増強による経営基盤の安定化  03/3末自己資本比率0.7%を05/3末には15%以上とする
③将来の損失リスクへの対応
将来に対する予防措置
・群馬工場の減損処理     約100億円
・退職給付未認識債務の処理  約250億円
・販社債権の分類基準見直しによる追加引当 約120億円  
・茂木テストコースの売却 約 20億円
・資産の廃却損等      約110億円
2)安定的事業基盤確立
①日産自動車(株)との共同事業
・新小型商用車開発会社の設立
・新小型商用車の受託生産    
②新東風汽車との共同事業
・大型高級バスの共同開発と生産分担
3)積極的な経営への転換    
・大規模顧客に対する積極的な提案営業の推進
・新長期規制対応大型車の前倒し投入
・新東風汽車とのアライアンス推進
・海外重点市場でのビジネス拡大

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