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三井造船/那覇港向けコンテナクレーンを受注

2003年10月15日/未分類

三井造船(株)は、那覇港管理組合より岸壁クレーン(ポーテーナR)1基を受注した。
同クレーンは那覇港国際ターミナル・9号岸壁に設置されるもので、1999年に設置の1号機に次ぐ2基目の岸壁クレーンで、受注金額は7億3290万円。
20フィートコンテナ2個吊りのスプレッダ(吊り具)を採用し、40フィートコンテナと20フィートコンテナの混載船の荷役において効率的な荷役作業を可能としている。
また近接する那覇空港の航空路確保のため、中折れ式ブームを採用することで高さ制限(63.5m)をクリアし、また台風や塩害の影響を考慮した設置対策、塗装対策を行うなど那覇港独特の条件・気象に対応している。
クレーンの製作は同社大分事業所(大分県大分市)にて行う。
那覇港国際ターミナルは地理的に上海に近く釜山と高雄のほぼ中央に位置し、中国の貨物を米国や欧州へ仕向けるのに理想的な位置関係にある。
那覇港管理組合は、現在供用中の9号岸壁に引き続き2005年4月に供用開始予定の10号岸壁では2基の岸壁クレーンを計画しており、さらには11号岸壁の計画もあり、コンテナ貨物量の伸びに対応した国際流通港湾機能の拡充を図っている。
■岸壁クレーンの概要
対象船舶:16列5段積みコンテナ船 (APL C10相当)
定格荷重:40.6トン
アウトリーチ 44.0m
バックリーチ 11.0m
揚程:34.5m(スプレッダ下高さ)
高度制限:63.5m
巻上速度:70~150m/分
横行:210m/分

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