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藤沢薬品工業/扶桑化学工業へ化成品事業譲渡

2003年10月18日/未分類

扶桑化学工業(株)が藤沢薬品工業(株)の化成品事業を買収した。
扶桑化学は、リンゴ酸・クエン酸などの果実酸及びその応用開発商品の製造販売を行うライフサイエンス事業、超高純度コロイダルシリカなどの製造販売を行う電子材料事業、ファインケミカル、樹脂添加剤の製造販売を行う機能性化学品事業を主要事業としている。
なかでも、かねてより「世界唯一の果実酸総合メーカー」として、ライフサイエンス事業の拡大及び取り扱い品目の増加に努めていた。
藤沢薬品は、日本と米国を拠点として世界的に化成品事業を展開し、研究開発、生産から販売・輸出までの各機能を有しており、生産に関しては、同社化成品事業部工場(愛知県西春日井郡)と全額出資の子会社であるPMP ファーメンテーションプロダクツインコーポレイティド社(本社:米国、PMP 社)で行っている。
化成品事業の主要製品はそれぞれの世界市場でトップクラスのシェアを占めているが、藤沢薬品は、中核となる医療用医薬品事業に経営資源を重点的に投下することから、化成品事業については、グループ外企業への事業譲渡を含め、様々な戦略代替案を検討してきた。
藤沢薬品の化成品事業は、扶桑化学ライフサイエンス事業と基本的に市場が共通であることから、同事業を取得することにより、扶桑化学として、売上並びに市場シェアの拡大、更には販売網の拡充と技術力の強化等各面での相乗効果が期待される。
譲渡対象となる藤沢薬品の化成品事業は、国内化成品事業に関する資産(製品在庫、製造技術・ノウハウ、各種知的財産権、営業情報他)、PMP 社の全株式で、国内の化成品事業部工場は藤沢薬品に残り、一定期間扶桑化学から製造受託する。
また、化成品事業の譲渡に関する日程は、10月16日事業譲渡契約締結し、12月26日事業譲渡する。

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