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オムロン/高精度の走行車両重量計測システムを開発

2003年10月25日/未分類

オムロン(株)は、高精度のWIMシステム(走行車両重量計測システム、WIM=Weigh-in-Motion)を開発した。実際に走行する車両重量を計測することで道路設計の最適化するとともに、道路環境を悪化させている原因の分析する。
システムでは、走行車両の重量計測用として日本で初めてピエゾ式軸重センサを採用し、WIMシステムとしては世界最高水準の±5%以内の誤差(軸重センサ8点使用時)で走行中の車両重量を計測する。
また、システムを道路へ設置する際にかかる施工期間も、従来の載荷板方式のシステム比で約7分の1(当社比)に短縮でき、施工費や通行規制による経済損失の削減できる。
一般に、道路の設計や改良の際には、通行する車両の台数予測を基に道路への負荷を予測し、道路舗装の強度を決定していた。
しかし、道路に対して車両が与える負荷は車両の積算重量が大きく影響し、車両の台数だけでは適切な道路の強度を求めることは出来ない。
道路の強度が十分でないと破損が早まり、振動や騒音の原因ともなり、同システムの使用により、通行する全ての車両の重量を正確に把握することが出来車両台数と重量から算出した負荷状況を道路設計に反映することで、道路設計の最適化を可能にする。
同システムと、CO2、NOX(窒素酸化物)、SPM(浮遊粒子状物質)等、環境汚染物質の計測装置とを組み合わせることで、走行車両、特に大型車両の通行状況と、振動、騒音、大気汚染といった沿道の環境との因果関係を総合的に分析、評価できるようになる。

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