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矢野経済研究所 /無線LAN市場を調査

2003年11月01日/未分類

(株)矢野経済研究所は、無線LAN市場に関する調査を実施した。
調査結果サマリー
無線LANの市場規模は前年比140%の39 847百万円
機器別ではAP(アクセスポイント)が前年比145.2%の21 240百万円、クライアントが前年比126.8%の18 607百万円。数量の伸びに対して、低価格の影響下、金額ベースの伸びが鈍化。
製品の低価格化による個人市場を中心としたユーザの増加、ホットスポットの拡大、無線モジュールを搭載したノートPCの登場などが市場拡大の要因。
2005年までに、無線LAN市場は55 680百万円(AP27 250百万円、クライアント28 430百万円)と予測される。
市場の主役は11bから11g、11a+gのコンボタイプへ
2002年度では金額ベースでIEEE 802.11bが80%、11aが18%、11g及び11a/g各1%。
2003年度では金額ベースで11bが15%、11aが5%、11gが34%、11a/gが46%。
家庭内LAN・BB回線の普及が後押しする個人需要、セキュア環境の整備で回復する法人需要
個人ユーザでは、製品価格の低下(普及価格)、家庭内における2台以上のPCの存在(家庭内LANの必要性)、ADSLやFTTHなどブロードバンドアクセス回線の普及、高速通信規格の標準化を背景に需要増加が見込まれる。
法人ユーザでは、セキュリティ問題、新規格製品(a/g)の投入が遅れたが、いずれも解消の目途が立ち、今後は回復。
今後の期待は「無線LANモジュール搭載製品の増加」
ノートPC、ハンディターミナル、PDAなどを始めとして、家電、自動車などへの搭載も期待。音声コミュニケーションの新しいツールとして無線IP電話端末、無線LANモジュールとデータ型PHSカードをパッケージ化した製品が登場。将来的に携帯電話端末に搭載する予定も。LANに接続される端末・製品が増加、他の無線方式との融合進む。
パンチ力に欠けた無線PAN市場
Bluetoothを始めとしたZigBee、ワイヤレス1394などの規格も大幅な拡大には至っていない。「アクセスポイント的」なモジュール搭載製品が存在していないことが大きな問題。今後の注目はUWB。
資料発刊要綱
資料名:2003年版ワイヤレスネットワークシステム市場の将来展望
体裁:A4版176頁
価格:160 000円(消費税別途)

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