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矢野経済研究所/RFID導入実態調査

2006年03月02日/IT・機器

(株)矢野経済研究所は、RF-IDシステム市場におけるユーザー各事業者に対して導入事例実態調査を実施した。

トレーサビリティ、SCM、EDI、生産管理、保守管理、物流・在庫管理、販売・在庫管理、検品・貸出管理、課金・精算管理、書類管理、入退室管理、位置管理など多様なソリューションに有効性を持つ同技術についての導入経緯を把握した。

また、極めてバラエティ豊かな業種分野から触手を伸ばすユーザー企業の視点を徹底的に掘り下げ、想定されるニーズや課題・問題点など今後の同市場においてベンダー企業やシステムインテグレーターが向き合うべきテーマを体系的に検証した。

調査対象:RF-ID(無線ICタグ)導入ユーザー企業
調査期間:2005年11月~2006年2月
調査方法:当研究所専門調査研究員による直接面接取材
資料名:「2006年版RF-ID(無線ICタグ)の導入事例実態調査レポート」

調査結果サマリー
ユーザー企業のキャラクターは多岐にわたり、純粋なユーザー企業から、RF-IDシステム導入時の試行錯誤を経て安定確立を獲得した自社システムを外販している。いわばシステムインテグレーターの領域に踏み込んでいる企業もあり、また一方では歴然とシステムを提供しているが、あくまで技術としてのRF-IDシステムに対しては、ユーザーとしての立場を維持し続ける指針を表明する企業など、様々な立場の企業がある。

一部領域においていよいよ本格運用が開始され始めたことを指して、近年RF-ID市場はしばしば第2ステージに入ったと囁かれている。社会的な実験段階からの脱皮について、食品や薬剤、その他様々な製品における物流トレーサビリティと、流通業、小売業の現場におけるサプライチェーンマネジメントの深化、そしてあらゆるシーンでのEDIの拡大などに代表される、強力なソリューションが後押しとなった。

RF-IDシステムユーザー企業各社の利用目的とソリューションは拡散しつづけており、あらゆるサービスが密接に絡み合っている。現状での利用目的を羅列するだけでも非常にフレキシブルなベクトルが感じられるものとなっており、このような利活用事例の多様性こそが、RF-ID市場の拡大を実感させる。

今後もRF-IDシステムは全く違う業種文化の中で精錬されていき、これまでにない精巧なツールとして磨かれていくことは間違いない。

資料体裁
発刊日:2006年2月28日
体裁:A4判261頁
定価189,000円(税込み)

問い合わせは
TEL03-5371-6912
(株)矢野経済研究所
コムテック事業部
ユビキタスチーム
松枝秀如

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