(株)NEC情報システムズは、NECと共同で、部門ごとの受注・生産・売上・出荷・入金などの実績情報・進捗情報を迅速かつ正確に把握可能とし、意思決定や経営戦略策定の迅速化を実現する中堅企業向け経理システムソリューション「SP-NAVi(エスピーナビ)」を新たに製品化し、販売を開始した。
「SP-NAVi」は、NEC自身が現在活用している経理情報システム「NAVi」、およびNECが販売するERPソフト「FlexProcess(フレックスプロセス) 会計」をベースに開発した経理システムソリューション。
経理システムと他の業務システムとの柔軟な連携を可能とする「戦略会計インタフェース」や「総勘定」、「買掛」、「固定資産」、「原価・在庫計算」など10種のシステムテンプレート(ひな型)から構成されている。
「SP-NAVi」の提供価格は2000万円からであり、本年11月から出荷を開始いたします。NEC情報システムズおよびNECでは、「SP-NAVi」について、今後3年間で150システムの導入を見込んでいる。
主な特長
経営管理情報のタイムリーな把握によりスピード経営を実現
販売・生産・購買・人事など企業内の様々な業務システムから送付されるデータを一元的に受け取り、経理データへの変換やエラーチェックなどを行なった上で経理システムに転送する「戦略会計インタフェース」を提供する。
これにより、各部門における受注・生産・売上・出荷・入金などの実績情報・進捗情報を迅速かつ正確に把握することができる。また、実績情報をその日のうちに計上し、翌日には更新された経営管理情報を各部門で入手可能であり、意思決定の迅速化や、プロジェクトごとのGP管理・予算進捗管理などの精度向上を実現することができる。
経理システムと連携する業務システムの段階的な再構築が可能
「戦略会計インタフェース」を活用することで、経理システムと、メインフレームをはじめ異なるシステム環境で稼動する業務システムとの連携を容易に実現することが可能であり、経理システムの変更にともなう業務システムへの影響を最小限に抑えることができる。これにより、ERPソフトを活用して業務システム全てを一括で導入・更新する「ビッグバン導入」に比べて、低コスト・低リスクでの業務システムの段階的な再構築を実現することができる。
原価計算機能を持ち日本固有のきめ細かな費用配賦機能を提供
原価計算機能は受注生産タイプ(個別原価計算)と量販タイプ(総合原価計算)のどちらの生産形態にも対応することができる。また、製品ごとの原価に対して、電力費やスタッフ部門の労務費などの共通費を配分する機能は、日本固有の会計制度に合わせたきめ細かな費用配賦機能を提供する。これにより、特に製造業やソフトウェア開発業において、経理業務の効率化、管理制度の向上を実現することができる。
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NEC情報システムズ/中堅企業向け経理システムソリューション「SP-NAVi」の提供開始
2003年11月08日/未分類
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