アルプス物流／平成16年3月期中間決算短信（連結）

（株）アルプス物流の平成16年3月期中間決算短信（連結）の経営成績は下記の通り。
当中問期の業績概況
当中間期の我が国経済は企業収益の改善と株価上昇による心理的な好転がみられるとともに輸出、設備投資の持ち直しもあり、穏やかながら底離れしつつあるが、引き続くデフレ傾向や9月以降の急激な円高もあり、先行きの不透明感は拭い切れない状況である。
物流業界は、国内及び国際貨物の一部に明るさが見られたものの、総じて先行きの不透明感などにより貨物量の低迷が続いた。
このような事業環境のもと、同杜とグループ各社は損益分岐点管理などの収益管理の徹底やシステム運用カの強化、フォワーディング業務の拡大など事業運営の効率化に積極的に取組み、事業
体質の強化を図ってきた。
また、顧客のグローバルな物流二一ズに対応するため、大連泰達アルプス物流を設立するとともにその倉庫棟の竣工やアルプス物流（上海）の倉庫棟の増築など拠点・ネットワークの拡充に努めてきた。
また、前年度末に着工した（株）流通サービスの三温度帯（冷凍・冷蔵・常温）の物流拠点である騎西物流センターB棟も今年11月竣工予定。
事業の種類別セグメントの概況
当中問期の国内物流事業はデジタル関連製品（携帯電話、デジタルカメラ、DVD等）や車載関連製品などの好調さを受けるとともに顧客二一ズに対応することにより、部品物流分野の取扱量は増加した。
また、消費物流分野もアウトソーシングの進展や生協供給高の増加とともに流通加工、個配運送など受託量の増加となった。これらの結果、当事業の売上高は13 293百万円（前年同期比552百万円増）となり、営業利益は1 203百万円（前年同期比237百万円増）となった。
国際物流事業では電子部品メーカーなどの中国生産の増加やフォワーディング業務め自営化に努めたこともあり、受託貨物量の拡大となった。
これらの結果、売上高は4 362百万円（前年同期比1 131百万円増）となり、営業利益は888百万円（前年同期比191百万円増）となった。
また、商品販売事業では国内外での拡販と需要増などにより、売上高は3 130百万円（前年同期比75百万円増）となり、営業利益は108百万円（前年同期比△1百万円減）となった。
以上により、当中間期の連結業績は売上高で20 784百万円（前年同期比1 757百万円、9.2％増）となり、営業利益は2 199百万円（前年同期比425百万円、24.0％増）経常利益は2 167百万円（前年同期比435百万円、25.1％増）そして中間純利益は1 121百万円（前年同期比130百万円、13.1％増）となった。