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アルプス物流/海外現法の減益で営業利益13%減

2010年02月08日/3PL・物流企業

アルプス物流が2月8日に発表した2010年3月期第3四半期決算によると、売上高は449億7800万円(前年同期比6.5%減)、営業利益26億8400万円(13.1%減)、経常利益27億6800万円(8.9%減)、当期利益13億9700万円(9.4%減)となった。

事業別の概況は、電子部品物流事業で国内外が連携したグローバル拡販体制を強化し、顧客の物流合理化に適した物流提案や、中国での商流を捉えた新商品サービスを提供するなど新規・深耕拡販を推進した。

2009年度は電子部品の需要回復とこれらの施策の効果で売上規模を回復しつつあるが、海外現法は決算日が12月31日のため、国内と比べ回復度合いが低い業績となった。

利益面では、国内外で貨物減に対応した変動費率・固定費の引き下げを進め効果も表れてきたが、海外での1~3月の落ち込みの影響もあり、全体では減益。売上高は211億7300万円(15.8%減)、営業利益は18億100万円(22.3%減)となった。

商品販売事業では10月から開始した電子デバイス販売で、拡販活動によって顧客数・売上規模を拡大し、売上高は69億200万円(4.7%増)、営業利益は1億4300万円(6.6%減)となった。

消費物流事業は、売上の8割近くを占める生協関連ビジネスで新規取引や受託台数を拡大し、個配業務を中心に増収となった。特に第3四半期は、年末年始に向けて食材需要が高まる中売上規模が拡大。

利益面でも、事業運営の効率化や経費削減などの原価改善活動に、増収効果が加わり増益を達成した。売上高は169億100万円(3.1%増)、営業利益は7億3900万円(19.8%増)となった。

通期は第4四半期の荷動きの回復を見込み、売上高600億円(1.3%減)、営業利益33億5000万円(0.9%増)、経常利益34億円(1.7%増)、当期利益17億円(16.7%増)を見込んでいる。

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