クボタ、松下電工／外装建材事業統合

（株）クボタと松下電工（株）の外装建材事業統合により、１２月１日に設立する新会社、「クボタ松下電工外装（株）」の概要が固まった。
新会社では、初年度である２００４年１１月期の売上高８５０億円、経常利益１５億円を見込んでいる。
当面の重点施策
（１）屋根材：トップメーカーとして需要を創造
①クボタのドライ製法、松下電工のＷＥＴ製法の強みを生かした商品戦略の展開
②製造拠点の統廃合による設備稼働率の向上
（２）外壁材：新供給体制による顧客ニーズへの対応力強化
①抄造法、押出法それぞれの特長を生かした製品ラインナップの強化
②光セラに代表される特長技術の磨き上げ
（３）新分野の開拓
①リニューアル市場の開発など
（４）経営面
①屋根材事業、外壁材事業それぞれに継続的黒字経営基盤、体質の構築と確立
②シンプルな組織運営（製・販一体となり変化に迅速に対応できる体制）
③従業員意識面での早期融合
■会社概要
商号：クボタ松下電工外装株式会社
事業内容：屋根材及び外壁材の製造・販売等
設立日：２００３年１２月１日
所在地：本社大阪市中央区城見１丁目２番２７号（クリスタルタワー内）
＊商法上の本店は、三重県上野市三田字東大町４１０番地１
代表者：代表取締役会長木下忠彦（現クボタ専務取締役）
代表取締役社長中嶋建夫（現松下電工常務取締役）
資本金：８０億円（出資比率クボタ５０％、松下電工５０％）
決算期：１１月
営業年度：１２月１日～１１月３０日
従業員数：約１ ８００名
事業拠点：
製造拠点足利工場（外壁材）、鹿島工場（外壁材）、小田原工場（屋根材）、
伊賀上野工場（屋根材・外壁材）、滋賀工場（屋根材）、大浜工場（外壁材）、
北九州工場（外壁材）以上７拠点
営業拠点札幌、盛岡、仙台、高崎、川口、東京、横浜、千葉、静岡、名古屋、金沢、
京都、大阪、姫路、岡山、広島、高松、福岡、鹿児島以上１９拠点