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日立製作所、日立電線/高精度な位置検知する無線LAN位置検知システム「日立 AirLocation(TM)」提供開始

2003年11月20日/未分類

(株)日立製作所と日立電線(株)は、IEEE802.11b準拠の無線LAN機能を搭載した情報端末の位置を、屋内・屋外の双方で誤差1~3mの高精度で特定することを可能にした、無線LAN位置検知システム「日立AirLocationTM (エア・ロケーション)」を共同開発し、11月20日から提供を開始する。
GPSやPHSなどの無線技術を利用したナビゲーションシステムが開発され、広く普及しているが、これらの無線技術は移動体のナビゲーションシステムだけでなく、さまざまな業種向けの位置情報ソリューションとしても活用され、倉庫や工場内におけるフォークリフトやパレットの管理など、従来の無線技術では対応が困難な屋内エリアにおける高精度な位置検知ニーズが高まりつつある。 
一方、施設内のどこからでも必要な情報にアクセスできる利便性を提供するユビキタススポット*2化により、オフィスにおいては業務効率の向上、店舗・公共施設などにおいては顧客満足度の向上による集客数の増加を図りたいというニーズが高まり、無線LANの導入が進んでいる。
このような市場動向を踏まえ、無線LANを利用した高精度な位置検知技術の研究に取り組み、昨年10月に中央研究所にて基礎技術の開発に成功した。
今回発表のシステムは、本技術をベースに、サーバや端末などのITソリューションベンダーである日立が位置検知プログラムを、ネットワーク機器や配線システムなどのイーサネット(R)ソリューションベンダーである日立電線が無線LAN基地局を開発し、両社が協力して「日立AirLocationTM」を提供するもの。
本システムは、屋外での測位はもちろんのこと、GPS方式では対応できなかった屋内での測位も実現し、従来のGPSによる位置精度は誤差10メートルだったが、本システムではTDOA測定に基づく三辺測量を行うことにより、誤差1~3メートルという高精度な位置検知を可能にする。
■新製品の価格・出荷時期
日立AirLocationTM 個別見積 11月20日
価格イメージ(最小システム):500万円~

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