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住友商事/上海の最新LCD工場向けに原材料一括供給

2003年12月10日/未分類

住友商事(株)は、NECが中国上海に合弁で建設を進めているLCD(液晶表示装置)製造会社「上海広電NEC液晶顕示器有限公司」向けに原材料の一括納入権を獲得した。
エッチング液・剥離液等の高純度薬品類やモノシラン等の特殊ガスを日本から全品目一括供給する予定で、受注金額は年間数十億円。
「上海広電NEC液晶顕示器有限公司」は、資本金500億円で、中国の大手家電メーカーである上海広電集団が75%、NECが25%を出資し、来年より第五世代のTFT-LCDを製造する。
中国では初めて、前工程からの一貫生産ラインを有する本格的なTFT-LCD製造メーカーとなり、中国国内及び先進国で需要増が見込まれるモニター、ノートPC及び及びテレビ用液晶ディスプレイモジュールの商品企画、開発、生産、販売を行う予定で、NECの技術力と上海広電の販売力をベースに次世代LCDを拡販していく予定。
今回、住友商事が、一括納入権を獲得した原材料は、危険品であり、輸送中の温度管理や品質管理には、細心の注意が必要とされる。
住友商事は、高純度薬品類や特殊ガスについて、中国の主要半導体メーカー向けに過去10年近くに亘る豊富な納入実績を持っており、今回もこの点が高く評価されて受注に至った。
また、住友商事は、半導体・液晶産業が多数進出する揚子江デルタでの営業拠点の設置が不可欠と判断し、これら電子産業向けに原材料を販売する戦略子会社の「上海住商信息電子材料有限公司」をことし1月に設立しており、同子会社が窓口となって、上海広電NEC向けに原材料を納入する。

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