セイコーエプソン／ウオッチの生産拠点再編

セイコーエプソン（株）は、ウオッチ事業戦略における構造改革の一環として、国内におけるウオッチ生産体制の見直しを行う。
現在、岡谷事業所（長野県岡谷市長地柴宮2-1-43）および諏訪南事業所（長野県諏訪郡富士見町富士見1010）にあるウオッチ製造工程およびスタッフを塩尻事業所（長野県塩尻市塩尻町390）に集約、国内一拠点化し、より生産効率を向上、付加価値の高い商品づくりの実現と利益体質の強化を図る。
また、今回の拠点集約により、2005年3月をめどに岡谷事業所での生産を終結し、事業所を閉鎖する。
同社ウオッチ事業部は現在、セイコーブランドウオッチおよびウオッチムーブメント等の開発・製造を行っており、塩尻事業所・岡谷事業所・諏訪南事業所の3拠点で事業を展開している。
市場の成熟化、高価格帯商品と低価格帯商品の消費二極化が進む中、ウオッチの低価格化に対応するため、生産の海外シフトを進めるとともに、国内製造の効率化を進めてきた。
国内拠点は、現在ウオッチ事業部の管理・開発・技術などの機能が集中する塩尻事業所へ岡谷事業所、諏訪南事業所の機能を集約し、さらに整備・効率化を図るもの。