セイコーエプソン（株）は、電子デバイス事業の固定費構造改革を進め、今期と来期の2年間で総額約420億円＋αの損失を計上して固定費構造改革を行い、これにより来期での黒字化と収益力強化を図る。
この中で、コスト効率化活動も引き続き行うこととし、具調達コストは年率20％削減、物流、サービスサポートコストおよびQF（QualityFailure）コストは2008年度に2005年度と比較して50％の削減にそれぞれ取り組むとしている。
要員は、国内の外部人材において今後3年間で3,000人を効率化するとともに、正規従業員の戦略領域への配置とあわせて、総合的な要員効率化を推進する。
グループ拠点展開の効率化では、現在、組立て系を中心とした生産拠点の海外移転にともない、国内の生産・スタッフ拠点には各所に空きスペースが点在しているが、この非効率を排除するために、拠点の集約・統合による効率化を推進するとしている。
