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自動車メーカー8社/シュレッダーダストリサイクル推進で提携

2004年01月12日/未分類

いすゞ自動車(株)、スズキ(株)、日産自動車(株)、日産ディーゼル工業(株)、富士重工業(株)、マツダ(株)、三菱自動車工業(株)ならびに三菱ふそうトラック・バス(株)の8社は、自動車破砕残さリサイクル促進チーム「ART(AutomobileshredderresidueRecyclingpromotionTeam、呼称:エイ・アール・ティー)」を結成することに合意した。

「ART」は、2005年1月から本格施行される「使用済自動車の再資源化等に関する法律(自動車リサイクル法)」に従って、自動車メーカーが引取り、リサイクルすることが義務付けられる特定再資源化物品のうち、シュレッダーダスト(自動車破砕残さ)について、そのリサイクルを適正、円滑かつ効率的に実施する仕組みの重要な一部として構築したチーム。

8社の自動車メーカーがシュレッダーダストを引取ってリサイクル・処理するまでの一連の業務の中で、「ART」は企画業務を担うことになる。

8社の合議機関として運営委員会を設置し、リサイクルのノウハウを有する複数の商社とも連携しながら、シュレッダーダストの引取基準の設定、指定引取場所の検討、リサイクル方法の検討等を行っていく。

また、物流管理、再資源化業者/最終処分業者の管理や再資源化・処理料金の支払いなどの実施業務については、当該業務に関するノウハウのある商社等へ委託することによって、業務の効率化を図る。

今回の提携は、各自動車メーカーの判断の下に結ばれたもので、昨年6月以来7ヶ月間もの周到な検討を通して決定し、この新しいパートナーシップは、8社の強みを最大限に引き出し、非常に競争力のあるものとなる。

「ART」は、法要件を遵守しながら、業務の効率化等による費用の軽減に向けて、透明性を確保した活動を行っていく。チームメンバーの構成についてはフレキシビリティを持たせ、その時々の状況等に応じ、自由に参入・退出できることにしている。また、チームリーダーは、「ART」参加メンバーで協議の結果、日産自動車が担当する。

この新しい提携に伴い8社がまとまることにより、各社がこれまで培ってきたリサイクルの知恵を集結し、そこに商社のノウハウを取り入れることが可能となる。

また、各社のシュレッダーダストをまとめることによりスケールメリットが期待できる。従って本提携は、それぞれの自動車メーカーが単独でシュレッダーダストの引取り及びリサイクルを実施する場合よりも、大きな効果をもたらすこととなる。

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