三井住友建設は12月7日、施工管理プラットフォーム「Foreman.net」を開発したと発表した。各種システムを統合化、データの一元化による各種分析機能を加え、インターネット経由で全社員・関係者が利活用できる環境を構築し、建材JIT搬入などの物流管理機能も盛り込んだ。
施工管理プラットフォームForeman.netは、協力業者管理、入退場管理、労務・安全管理、労務実績管理、物流管理、工区内セキュリティシステムで構成される統合管理環境で、社員、協力会社、派遣社員・JV社員が、与えられたアクセス権限の範囲で「いつでも」「誰でも」「どこからでも」、同じシステム、情報を共有・利活用できる仕組み。
熟練作業員ばかりではない施工環境、重層化した施工体制、現場監督員・作業員の不足、大規模化・短工期化する案件傾向の中、管理すべき情報を関係者間で共有し、管理の目を増やしながら、「量の管理から質の管理へ」の転換を支援する。
短工期物件での建材JIT（ジャストインタイム）搬入を目指した「物流管理」、品質管理フローの見える化など、各種システム、仕組みの構築を進めているという。既に約2100社の協力業者情報、約2万1000人の作業員情報が登録され、大規模現場を中心に稼働。今後は、中・小規模現場を含め、段階的に全国展開を図る。
