アスクル（株）と（株）オービックビジネスコンサルタント（以下：OBC）は、中堅企業の電子購買化を促進するための業務提携を行い、オフィス用品の購買業務の効率化と省力化を実現するサービスを開発し、3月に提供を開始する。
サービスは、アスクルの中堅企業向けインターネット一括購買システム「アスクルアリーナ」と、OBCの戦略的統合基幹業務システム「奉行新ERP」とのシステム連携を行い、オフィス用品の購入から経理処理までの電子購買化をサポートするもの。
同サービスを利用すると、「アスクルアリーナ」を通じて購入したオフィス用品の購買データを「奉行新ERP」に自動的に取り込むことが可能になり、煩雑な発注管理や伝票処理までの仕訳業務の大幅な削減が実現できる。
「アスクルアリーナ」は、インターネット環境があれば無料ですぐに利用できる、オフィス用品の一括購買システム。企業の部門ごとに個別に注文していたオフィス用品の購入が一括管理でき、コストの削減と事務負担の軽減を実現する。
「奉行新ERP」は、中堅中小企業向けERP導入シェアでNo.1の実績を持つ、ブロードバンド対応の戦略的統合基幹業務システム。「税務会計」「人事給与」「販売仕入」の各コアプログラムと豊富なオプションコンポーネントが、業務の全面見直しはもちろん、既存システムとの融合も可能にし、短納期・高コストパフォーマンスを実現するERPパッケージ。
企業間取引において、e-プロキュアメント（e-procurement）と呼ばれる電子購買システムを利用した発注形態が急速に浸透しつつあるが、システム投資やアプリケーション導入に高額な費用がかかるため、利用は大企業に限られているのが現状。
今回の新サービスは、低コストで効率的な電子購買システムの導入が可能になることから、中堅企業のe-プロキュアメント化を促進できるものと期待され、今後さらにシステム的な連携を深めていき、より効率化したサービスを提供していくことを計画している。
