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三菱重工業/「自動車産業向け工作機械のライン組立・検証エリア」を増築

2004年01月28日/未分類

三菱重工業(株)は、工作機械事業部の生産拠点である栗東工場(滋賀県栗東市)内の第二工作機械工場に自動車産業向け工作機械のライン組立・検証エリア「D棟」を増築した。

この生産設備は、フルターンキー方式による納入設備の大型化が進み、納入後、スムーズに生産を立ち上げるため、納品前の徹底した性能検証が受注の必須条件となってきたことから設けたもの。

「D棟」の完成を契機に世界的に引合いが活発化している自動車産業向け工作機械の大型フルターンキー案件の受注拡大を狙う。

自動車産業では、シリンダーブロックなどエンジン部品加工用工作機械ラインの場合、素材の一次加工から始まって最後の品質検査に至るまで多数の工作機械で構成されており、全長が100mを超える工作機械商談の大型化が進んでいる。

これに合わせ、従来のスタンドアローン(単体機)から、フルターンキー方式の一貫生産ラインへ受注に向けた取り組みを強化することにしたもの。

このD棟は、昨年10月に完成した第二工作機械工場A~C棟と同じく高精度加工に適したエリアとなっており、断熱構造で、室温は常時±2℃を保つ。さらに検証期間の短縮をはかるため、組立、検証の際に発生する切削水や切り屑などをためておく切削水専用ピットを設けたことも特長の一つとなっている。

この検証エリアの完成でフルターンキー方式による大型生産設備の受注体制が本格的に整ったことになる。

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