コクヨ（株）の子会社、（株）コクヨロジテムは、首都圏における新しい物流拠点「コクヨ首都圏IDC（アイディシー／＝IntegratedDistributionCenter）」が本格稼動した。
コクヨグループのステーショナリー事業では、企業のオフィス用品購買システム「＠office（あっとオフィス）」やオフィス用品通販「カウネット」など、販売店やユーザーに対するきめこまかなリテール物流が必要な新しいビジネスモデルにとって、「物流」は事業を成長させる重要な要素になっている。
在庫の共有化を進めてリテール物流の統合を図り、新しいビジネスモデルの成長に対応するため、首都圏における新しい物流拠点「コクヨ首都圏IDC」（東京都江東区新砂2－5－14）を建設した。
コクヨ首都圏IDCは、敷地面積22 087㎡（6 681坪）、延べ床面積50 868㎡（15 388坪）で、世界最速の先行型ピッキングシステム「KAPPS（＝KokuyoAdvancedParallelPickingSystem）」を導入して、従来に比べて出庫作業時間を大幅に短縮を実現している。
なお、この最新鋭の物流設備を有効に活用するため、コクヨロジテムと（株）豊田自動織機が設立した「（株）KTL（ケイティエル）」が、コクヨ首都圏IDCの運用を受託し、「トヨタ生産物流方式」を活用したローコストで高品質なオペレーションスキルを導入しt。
「コクヨ首都圏IDC」の概要
名称；コクヨ首都圏IDC（アイディシー／＝IntegratedDistributionCenter）
所在地；東京都江東区新砂2－5－14
規模：
敷地面積22 087㎡（6，681坪）
延床面積50 868㎡（15，388坪）／建物5階建て
工期：
平成14年9月着工／平成15年7月31日竣工
平成16年1月21日本格稼動
「コクヨ首都圏IDC」の特長
業界最大級の規模
「コクヨ首都圏IDC（アイディシー／＝IntegratedDistributionCenter）」は、敷地面積22 087㎡（6 681坪）、延べ床面積50 868㎡（15 388坪）で、オフィス用品に特化した物流センターとしては業界最大級の規模を誇っている。数10万アイテムにおよぶオフィス用品の在庫を統合運用し、物流を大幅に合理化することができる。
また、敷地の大きさを最大限に活用して、トラックヤードは最大50台まで同時に倉庫に接車することが可能で、輸送のスピード化にも対応している。
世界最速のピッキングシステム
コクヨが開発した世界最速の先行型ピッキングシステム「KAPPS（＝KokuyoAdvancedParallelPickingSystem）」を導入している。
ピッキングライン上で、折りたたみコンテナが作業者の手元に到着する前の段階で商品情報を表示するもので、従来のピッキングに比べてはるかに迅速な集品が可能で、出庫作業時間を大幅に短縮することができる
業界最高の物流品質
物流における「速度」と「精度」を両立させ、業界最高の物流品質を達成することを目標として、各ラインごとの特性に対応した高精度重量検品システムを用いた高速検品を行うとともに、作業管理システムによるマニュアル検品の精度を向上させている。
これにより商品の誤出荷を限りなくゼロに近づけ、物流品質の向上を実現することにより顧客満足を高めている。
「トヨタ生産物流方式」による高品質オペレーション
コクヨ首都圏IDCの最新鋭の物流設備を有効に活用するため、「KTL（ケイティーエル）」が、首都圏IDCを所有するコクヨロジテムと業務委託契約を締結して、コクヨ首都圏IDCの運用を受託し、「トヨタ生産物流方式」を活用したローコストで高品質なオペレーションスキルをオフィス用品のリテール物流に導入している。
株式会社KTLの概要
商号；株式会社KTL（ケイティエル）
本店所在地；東京都江東区新砂2－5－14コクヨ首都圏IDC内
資本金；100百万円
出資比率：株式会社コクヨロジテム49．5％、株式会社豊田自動織機50．5％
役員
代表取締役社長：川口幸二郎（コクヨロジテム代表取締役副社長）
代表取締役：竹内和彦（豊田自動織機代表取締役専務）
取締役：加藤行雄（コクヨロジテム東日本事業本部長）、酒井博史（豊田自動織機理事）、高野正昭（コクヨロジテム東日本事業本部運用部長）、渡邉健二（豊田自動織機）
監査役：常盤康三（コクヨロジテム代表取締役社長）、森雅博（豊田自動織機）
事業内容：コクヨ首都圏IDCにおける保管・荷扱など構内作業全般、および輸配送管理（ファニチャーの配送・納品業務は除く）
決算期：3月31日
設立日：平成15年10月1日
従業員数：約30名
