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大阪府/日本オラクルの最新データベースで医療機関と薬局とのXMLデータ連携実験

2004年02月15日/未分類

日本オラクル(株)は、大阪府が、XMLを活用して、医療機関と薬局とのシステム連携実験を行う。本実証実験は、患者に関する医薬品の処方情報を一括管理するもので、実験では、日本オラクルのデータベースおよびネイティブXML機能が利用される。

近年では、医療機関において医師が患者を診察した際に発行される処方箋に基づいて、外部の薬局が患者に薬を調剤する「医薬分業」の普及により、1人の患者が複数の医療機関や薬局を利用する機会が増えている。

この場合、患者が他の医療機関や薬局で処方された薬の情報が共有されていないため、調剤に不具合がなくても、それらの薬と飲み合わせることで副作用を起こすリスクがあった。

こうした事態に対処するため、経済産業省のプロジェクトの一環として、2002年4月より、大阪府下の病院や診療所などの医療機関と薬局とを連携するシステムの実証実験を行っている。

大阪府が設立した、公共インターネットデータセンター「大阪府立インターネットデータセンター」(eおおさかiDC)において、電子化された患者の医療情報や過去の投薬情報の一元管理を行い、医療機関が提供する情報の管理や、これを閲覧する薬局との情報共有を行っている。

大阪府では、処方や調剤に関する情報のやりとりをXMLで行うための実証実験を、2004年1月下旬から3月末まで開始する。

実証実験では、Linux版「OracleDatabase」および、ネイティブXML機能「OracleXMLDB」を利用し、「OracleXMLDB」は、XML形式で作成された処方情報を、データ形式を変換せずに直接データベースに格納することにより、漏洩が許されない個人の処方履歴などの重要情報を保証することができる。

また、「OracleXMLDB」で、XML専用データベースに比べて、RDBMS機能を利用した効率的なデータ管理や、優れたパフォーマンス・可用性・セキュリティが実現できる。

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