明治製菓（株）、アリスタライフサイエンス（株）、および山東魯抗（さんとうるーかん）医薬股有限公司は、医薬品等の製造・販売を目的とする合弁会社「明治魯抗医薬有限公司」（以下：新会社）を中国済寧市に設立した。
明治製菓は既に中国にて医薬品事業を展開しているが、同国での生産を拡充することによる国際的なコスト競争力の強化と、今後さらなる拡大が見込める同国内での市場獲得を目的としている。
3社共同出資の理由は、抗生物質を中心に製造販売を行っている魯抗医薬と同国内で明治製菓の医薬品販売を仲介し、同国の医薬品ビジネスにノウハウを持つアリスタに、明治製菓の生産技術を加えたシナジー効果が期待できると判断したもの。
新会社の生産品目は抗生物質を主とした医療用医薬品および動物薬の原薬製造等で、中国国内は魯抗医薬が、中国国外は明治製菓がそれぞれ販売し、将来的に他社からの受託生産も視野に入れた事業基盤の確立を図っていく。
事業開始時期は2005年春を予定しており、現在工場を建設中。
新会社の概要
会社名：明治魯抗医薬有限公司
（英文名）MeijiLukangPharmaceuticalCo. Ltd.
所在地：中国山東省済寧市
資本金2 000万米ドル
出資比率：
明治製菓50%
魯抗医薬30%
アリスタライフサイエンス20%
董事長：松尾正彦（明治製菓株式会社取締役常務執行役員）
事業内容：医療用・動物用医薬品等の製造・販売
稼動開始2005年4月（予定）
