三菱化学（株）、伊藤忠商事（株）、三菱商事（株）は、中国における高純度テレフタル酸(PTA)事業について事業進出計画を決定し、3月10日に詳細事業化計画書を中国政府に提出した。本計画書の中国政府最終認可は6～7月になる予定。
三菱化学、伊藤忠と三菱商事の日本側3社が寧波PTA投資（株）(以下「日本投資新社」)を日本で設立し、日本投資新社が中国中信集団("CITIC")の出資を得て、PTAの製造・販売を行う寧波三菱化学有限公司(以下「中国合弁新社」)を中国国内に設立する。
中国合弁新社は、2004年6月設立、2006年7月プラント完成、2006年9月営業運転開始の予定している。
中国におけるテレフタル酸事業計画概要
日本投資新社の概要
設立2004年2月
社名：寧波PTA投資株式会社
本社所在地：東京都港区
資本金(予定)約103億円
出資比率(予定)三菱化学(株)61％、伊藤忠商事(株)35％、三菱商事(株)4％
社長：船田昌興(三菱化学専務取締役)
中国合弁新社の概要(予定)
設立2004年6月
社名：寧波三菱化学有限公司
本社：所在地中国浙江省寧波市
資本金108百万米国ドル(約115億円)
出資比率：寧波PTA投資株式会社90％、中国中信集団(CITIC)10％
総経理/董事長三菱化学から派遣
売上高377百万米国ドル(2007年見通し)
従業員数約190人(内日本人従業員14人)
製造設備建設計画
総投資額314百万米国ドル(約333億円)
設備能力60万トン／年
着工2004年7月
営業運転開始2006年9月
