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三菱化学/太陽光発電のトラック用アイドリングストップクーラーシステム開発

2010年10月26日/CSR

アイ・シー・エル、三菱化学、日本フルハーフは10月26日、太陽光発電を利用したトラック用アイドリングストップクーラーシステム「i-Coolソーラー」を開発したと発表した。

<i-Coolソーラー模式図>
20101026mc.jpg

アイ・シー・エルが販売している「i-Cool」は、車載バッテリーで電動コンプレッサーを稼働してエンジン停止状態でも運転室内の冷房ができるトラック用アイドリングストップクーラー。

このi-Coolと組み合わせて、三菱化学の太陽電池パネルを日本フルハーフの専用架台でトラック荷台上面に実装し、太陽光発電を利用して冷房する「i-Coolソーラー」として開発したもの。

10トントラックへの装着で、停車時間1時間当たり約1.8リットルの軽油消費を削減でき、走行中に、既設エアコンによる冷房とi-Coolソーラー冷房を併用することで、約1パーセントの軽油消費を削減できる。

このため、1台当たり年間約1,500リットルの軽油消費を削減でき、1台当たり年間約3,300キログラムのCO2排出削減できる。

なお、バッテリーを常時満充電に近い状態に維持できるため、ウィング開閉やテールゲート昇降などのバッテリー電力による荷役装置の稼動を安定的に行える。

また、バッテリーの過放電を低減し、バッテリーを長寿命化できる。

今後3社は、さらなる実証実験と必要な仕様改善を進め、2012年春を目標に「i-Coolソーラー」を発売開始する予定。

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