アデクサ・ジャパン(株)(以下:アデクサ)は、日本電気(株)がアデクサの需給管理ソフト(CollaborativeDemandPlanner、以下CDP)を採用し、本格稼動と同時にSCMソリューション分野で協業することを発表した。
NECが構築した需給管理システム「DEAT/DP」は基幹系システムのオープン化を目的とし、ハードウェア製品に関する需要情報を工場を含めた製造部門やグループ会社内でリアルタイムに共有することにより、営業部門と製造部門間の需給調整業務を円滑にするとともに、サプライチェーン全体の効率化を図るコラボレーション型システム。
アデクサのパッケージソリューション「CDP」の採用、稼動により、これまでメインフレーム上で運用していた旧システムを、8台のIAサーバによるシステムへリニューアルし、需給管理システムの年間運用コストを約半分に削減した。
新システムでは、従来製品ごとに異なる項目・フォーマットによる入力作業を必要としていた旧システムのインタフェースが大幅に改善され、統一フォーマットによるデータ入力を可能としているほか、製造管理部門のみであった情報提供範囲を製造拠点にも拡大している。
またアデクサ社のパッケージソリューション対応により約4ヶ月という短期間で構築した。
この度の導入にあたり、アデクサとNECとの間でアデクサの「eGPSソリューション」に関するパートナー契約を結び、両社は今後、製造業、流通業、サービス業などを中心に積極的にSCM分野でのソリューションビジネスを拡大する。