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セイコーエプソン、三洋電機/液晶事業統合で基本合意

2004年03月25日/未分類

セイコーエプソン(株)と三洋電機(株)は2004年10月を目処に、両社の液晶事業を統合し新会社「三洋エプソンイメージングデバイス(株)」を設立する。

新会社への出資比率はエプソン55%、三洋電機45%の予定で、新会社「三洋エプソンイメージングデバイス株式会社」は、エプソン、三洋電機、三洋電機の子会社である鳥取三洋電機(株)と(株)三洋LCDエンジニアリングがそれぞれ保有する液晶事業を統合し、携帯電話、デジタルスチルカメラ(DSC)、車載用等に向けた液晶ディスプレイをメインターゲットとする中・小型液晶ディスプレイのリーディングカンパニーを目指す。

今回の統合の対象となる拠点は以下の通り。
・エプソン~D-TFD(*2)液晶、STN液晶の製造拠点である豊科事業所(長野県)
・三洋電機~低温ポリシリコンTFT(LTPS)液晶、アモルファスTFT液晶の製造拠点である鳥取三洋電機鳥取工場(鳥取県)、LTPS液晶の製造拠点である三洋LCDエンジニアリング岐阜工場(岐阜県)および三洋電機の一部

なお、エプソンの高温ポリシリコンTFT事業および有機EL事業、三洋電機の有機EL事業は統合対象に含まれていない。

また、エプソンは、三洋電機と別途合意する会社へエプソンの液晶ディスプレイ事業を分社型会社分割による吸収分割を行い、三洋電機、鳥取三洋電機と三洋LCDエンジニアリングの各社が液晶ディスプレイ事業を前身会社へ営業譲渡し新会社とする方法を予定している。

新会社の概要
会社名:三洋エプソンイメージングデバイス株式会社
設立予定日2004年10月1日
本店所在地:東京都内
役員構成
代表取締役社長:田端輝夫(現三洋電機株式会社執行役員
コンポーネント企業グループディスプレイカンパニー社長兼
鳥取三洋電機株式会社取締役)を予定
代表取締役副社長:有賀修二(現セイコーエプソン株式会社取締役ディスプレイ事業部長)を予定
取締役:7名(セイコーエプソン株式会社より4名、三洋電機株式会社より3名を選任予定(社長、副社長を含む))
監査役:3名(セイコーエプソン株式会社より常勤1名・非常勤1名、三洋電機株式会社より非常勤1名を選任予定)
資本金:未定
出資比率:セイコーエプソン株式会社55%、三洋電機株式会社45%を予定
事業規模:売上高:約3 600億円(2003年度該当事業の両社単純合計)
従業員数:未定
事業内容:STN液晶、D-TFD液晶、アモルファスTFT液晶、LTPS液晶の開発、製造と販売

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