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三洋電機、ヤマト運輸/厨房など大型業務用機器のモーダルシフト共同輸送システム構築

2008年10月21日/CSR

三洋電機は10月20日、業務用空調機、業務用冷凍冷蔵庫などの厨房機器、ショーケースやバイオメディカ機器などの大型業務用機器輸送でヤマト運輸と共同の輸送システムを構築したと発表した。既に運用を開始しており、群馬・福岡間で10月中旬より輸送を開始した。

従来、業務用機器は大型商品が多く、商品サイズがまちまちであるためトラック輸送が一般的で、モーダルシフトには不向きとされていたが、今回の共同輸送システムでは、両サイドが開く集荷用大型トラック(10トン)の荷台と31フィートコンテナが同じ形状・同等の積載量であることから、トラック輸送と鉄道輸送を組み合わせた、大型業務用機器の輸送が可能となった。

<開発した31フィートコンテナ (三洋電機 提供)>
20081020sanyo.jpg

経路は、三洋電機・東京製作所(群馬県邑楽郡大泉町)から三洋電機・九州物流センター(福岡県糟屋郡久山町)間を、越谷貨物ターミナル駅(埼玉県越谷市)と福岡貨物ターミナル駅(福岡県福岡市東区)間の約1200kmを鉄道輸送にシフト。往路で九州物流センターに業務用機器を納入後、復路は、コンテナにヤマト運輸福岡ベース(福岡県福岡市東区)の宅急便を積載し、福岡貨物ターミナル駅から越谷貨物ターミナル駅に戻る。

この経路では全区間をトラック輸送する場合に比べ、1往復約3.7トンのCO2を削減でき、200トン/年(削減効果81%)のCO2削減が可能になるとしている。

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