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ロッテ/全商品のSCM構築にマニュジスティックス採用、在庫10%削減目標

2004年04月01日/未分類

(株)ロッテとマニュジスティックス・ジャパン(株)は、ロッテが、全商品を対象にしたSCM最適化のために、マニュジスティックスの需要予測ソリューションを採用したことを発表した。

ロッテでは、在庫、物流費、廉売損などの削減や、市場の変化に迅速に対応するシステムの構築を目指し、稼動開始は2004年秋の予定。

ロッテでは従来から、物流拠点の統廃合や、組織改革による需給体制の統一などの取り組みを行ってきた。

そして更なる在庫削減のため、需給最適化の起点である販売計画の精度を抜本的に改善する方策を模索していたが、変化の激しい市場環境や消費者の嗜好の多様化などにより、販売計画のベ
ースとなる需要を正確に、しかもタイムリーに予測することが困難になっていた。

需要予測精度の向上を図るため、複数社のソリューションにおいて、実出荷データをもとにした予測精度の検証を行い、詳細に比較検討した結果、需給担当者が実際の運用に使用可能と判断し、マニュジスティックスのソリューション導入を決定した。

また、ロッテ、マニュジスティックスの協働により事前に算出した投資対効果の結果も高く評価した。

マニュジスティックス選定理由は、予測エンジンの精度と、販促、商品改廃の影響等を定量化でき、その効果分析が可能なこと、また、その結果を将来の計画に反映させることにより、様々な条件で複数案のシミュレーションを容易に実行できること、さらに、システム自体の学習機能によって、予測精度が時間と共に向上し、担当者のノウハウが蓄積、共有されること等がある。

ロッテは、ソリューション導入に合わせて、計画サイクルや組織の業務分担を見直すなどの業務改革にも積極的に取り組み、需要計画のサイクルを月次から週次に変更することで、市場の変化に柔軟に対応した計画立案を目指す。

また、今まで営業部門で行っていた計画業務のうち、既存製品の計画業務を全て生産部の需給部門に移管し、営業部門は新製品の計画に注力し、販売力の強化につなげる。

ロッテは、これらの取り組みにより、現在より製品在庫を10%削減し、物流費や廉売損を低減することを目標に掲げている。

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