ロッテグループは、中国における飲料食品部門を包括する「楽天（中国）投資有限公社」を設立する。日本と韓国が個別で進出した食品部門を統括し一つのロッテを具体化していく。
楽天（中国）投資有限公社は、ことし2月（株）ロッテ（日本）、ロッテ製菓（韓国）、ロッテ七星飲料（韓国）が共同出資した会社で、中国国内食品飲料事業を総括する。
事業計画内容
1.飲料食品部門
･ロッテは「楽天（中国）投資有限公社」設立により、ロッテの大規模投資が可能になり管理、営業、研究部門でのシナジー効果が得られる。
･総合菓子会社としての地位を確保するため生産拠点を拡大し、ガム、チョコレート、ビスケット等生産ラインを増強しパワーブランドを育成。中国で既に高い評価を得ているロッテキシリトールガムに続きチョコレート市場への本格参入を図る。
･飲料部門では生産商品の品質を向上させ、中国国内でメジャー飲料会社として躍進し、ライセンスを取得し、市場占有率上位企業との戦略的提携やミネラルウォーター、お茶といった企業を対象とするM&Aも検討していく。
2.その他の事業
･中国で日本や韓国のようなロッテグループとしての展開を図る為に、今後飲料食品部門だけでなく百貨店、スーパーマーケット等の流通部門や石油化学部門についての参入も検討しており、中国市場での今後の経営戦略を「楽天（中国）投資有限公社」が中心となって行っていく。
