デカルトシステムズグループのCEO兼代表取締役マニュエル・ピエトラ氏は7日、記者発表で日本市場におけるデカルト製品の対象企業をハイテク企業に絞り、グローバルな展開を行っている企業への推進を強化することを表明した。
同社の世界的なユーザーは、輸送企業60%、小売業20%、メーカー10%だが、日本では、ハイテク企業のIT投資意欲が高く、SCM関連のシステムも独自開発を行っているケースが多いため、ハイテクメーカーへのアプローチを積極的に行う考え。
同社は、リアルな貨物トレーシングをWebで行うソリューションを世界レベルで行っているが、サプライチェーン改善に必死な企業は在庫や発注、資産、輸送に対するダイナミックなビジビリティに基づいて、サプライチェーンに関する決定を迅速に見極め、決断を早期に下そうと試みているとみている。
そういう点で、日本のハイテク企業は、各社ごとに行っているSCMシステムを全世界で、提供できるシステムとして、SCMで在庫が1割削減できれば、その効果はあったものと思われ、日本では、グローバルな対応を希望している企業が多く、同社へのニーズが高いものとみている。
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