AMBブラックパインは、新東京国際空港(成田空港)至近に取得した140 000m2の事業用地で、物流施設「AMB成田エアカーゴセンター」の建設を開始した。
AMBブラックパインは、物流施設をグローバルに開発・保有する米国のAMBPropertyCorporation(NYSE:AMB、以下「AMB」)と、日本の不動産専門家チームとの間で2003年4月に設立された合弁企業。
土地所有権の移転が完了しインフラも整ったことで、当初の予定より2ヶ月早く、第一期工事の起工式を行った。今後、全5棟、延床面積約162 000m2(49 000坪)の施設を三期に分けて建設し、2005年から2007年にかけて竣工の予定。
第一期工事では、2階建てと4階建ての2棟計約63 600m2(19 240坪)を建設する。
同プロジェクトの投資総額は約165億円を見込んでおり、完成時には、日本最大の航空貨物専用の物流施設となる。
AMBブラックパイン日本代表の松波秀明は「日本の物流業界は変化の時期にあり、物流施設の規模や構造にも大きな変化が求められている。処理能力の高い最先端の物流施設を提供することで、日本におけるサプライチェーンの効率が改善し、企業の物流コストが削減できると考えている」と述べている。
AMBは、AMBブラックパインを通じ、今年2月に千葉県船橋市のディストリビューション・センター2棟を総額約24億円で取得し、保有施設のポートフォリオを拡大している。同施設の延床面積は27 500m2(8 320坪)で、2棟のうち床面積の大きい施設では、リース契約満了にともない新規のテナントと契約、現在船橋ディストリビューション・センターは東急エアカーゴとSBSの二社に100%リースされている。