日本通運(株)の100%出資会社・香港日本通運(株)は、CEPA(Mainland&HongKongCloserEconomicPartnershipArrangement=中国本土・香港経済貿易関係緊密化協定)による香港のサービス事業者としての認定を香港特別行政区政府工業貿易署から取得した。
中国では、物流業・国際フォワーディング業・道路運輸業などに外資系企業が参入する場合、中国企業との合弁が義務づけられているが、2001年12月に中国がWTO(世界貿易機関)に加盟した際、道路運輸業については2004年12月までに、国際フォワーディング業については2005年12月までにそれぞれ外資系企業による100%出資会社の設立を認めるとする規制緩和スケジュールを公約していた。
しかし、2003年6月29日、CEPAが締結されたことにより、規定の条件を満たした香港企業は、WTOの規制緩和スケジュールを待つことなく、2004年1月から100%出資会社が設立できることになった。