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ヒューテックノオリン/平成16年3月期決算短信(連結)

2004年05月05日/未分類

(株)ヒューテックノオリンの平成16年3月期決算短信(連結)の経営成績は下記のとおり。

概況
ますます高度化する寄託者企業の多様な物流ニーズにタイムリーに対応した。前期に開設した東京臨海支店(川崎市川崎区)、名古屋営業所(愛知県小牧市)、大阪南センター(大阪府高石市)、堺営業所(大阪府堺市)が当連結会計年度には本格稼動となり、東京臨海地区での物量の確保と関西圏でのエリア拡大に寄与した。

さらに、連結子会社の(株)ヘルティーも商品販売部門が大きな伸びとなり、平成15年10月には郡山営業所(福島県郡山市)を開設、同11月には、首都圏におけるチルド物流の展開の第一弾といたしまして熊谷営業所(埼玉県熊谷市)を開設した。

以上の結果、当連結会計年度は、営業収益は272億1百万円(前期比4.6%増)となり、経常利益は17億2千8百万円(前期比25.2%増)、当期純利益は9億2千3百万円(前期比46.5%増)となった。

セグメント別の状況
運送事業部門
冷凍食品メーカー・商社の共同配送とチェーンストア物流において取扱物量の受託増があり、営業収益は181億1千1百万円(前期比5.6%増)となり、営業利益は業務の効率化などが奏功し27億3千8百万円(前期比15.0%増)。

倉庫事業部門
前期に開設した新規店所の冷蔵倉庫において冷凍食品の取扱物量が受託増になったものの、既存の冷蔵倉庫における取扱物量の受託減により営業収益は68億2千9百万円(前期比0.4%減)となったが、営業利益は、前期に開設した東京臨海支店の立ち上げ費用の解消や冷蔵倉庫等の減価償却が進んだことなどにより、1億9千1百万円(前期比125.3%増)となった。

その他事業部門
主に関東工場における冷凍食品等のリパック(小袋パック詰め加工)の受託増、ならびにヘルティーにおける商品販売部門の営業収益の増加が寄与し、営業収益は22億6千万円(前期比13.7%増)となり、営業利益は1億7千7百万円(前期比4.2%増)。

次期の業績見通し
引き続き緩やかな景気回復基調は持続されるものと考えられるが、本格的な回復にはまだ時間を要するものと思われる。

物流業界も、単価下落や受託物量の減少などが懸念され、さらに、同業他社との競争が一層激化するものと予想される。

主力事業である冷凍食品物流の一層の拡充・強化に加え、チルド物流への本格的な取り組みを実現し、最高の物流品質とローコスト・オペレーションの継続的な提供を使命とし当業界での『ヒューテックノオリン・ブランド』をより確固たるものにする。

また、当期に開設した郡山営業所(平成15年10月)、熊谷営業所(平成15年11月)東京臨海支店第2センター(平成16年3月)や次期開設の四国営業所(平成16年4月、香川県東かがわ市)の本格稼働を図っていく。

既存店所も戸田支店(埼玉県戸田市)における本格的な首都圏チルド物流の展開を始め、東北・関東・関西地区での積極的な営業開発を推し進める。

寄託者企業の系列化に伴う物流移管や効率化の観点から物流機能の集約・再編などめまぐるしい食品物流業界の変化などを背景に、営業収益は当期比で微増、利益面も施設機能の維持と向上等にかかる経費負担増などがあり、こうした影響が大きい中間期は前年同期比で減益となるが、下期からは上昇に向かうと予想している。

以上の状況から次期事業年度には、次の成長に向けた、言わば踊り場的な事業年度と位置付けており、次期の連結業績予想は営業収益は274億6千万円(前期比1.0%増)、経常利益は16億2千万円(前期比6.3%減)、当期純利益は8億5千万円(前期比7.9%減)を予想している。

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