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アルプス物流/平成16年3月期決算短信(連結)

2004年05月09日/未分類

アルプス物流(株)の平成16年3月期決算短信(連結)の経営成績は下記のとおり。

グループ各社は損益分岐点管理などの収益管理の徹底やシステム運用力の強化による事業運営の効率化推進するとともに、フォワーディング業務拡大など事業体質の強化を図った。

また、顧客のグローバルな物流ニーズに対応するため、アルプス物流(上海)の倉庫棟の増築、大連泰達アルプス物流の設立・倉庫棟の竣工、中国華東地区での3支店・1営業所の設立など拠点・ネットワークの拡充に努めた。

消費物流を担う(株)流通サービスも三温度帯(冷凍・冷蔵・常温)の物流拠点である騎西物流センターB棟が11月に竣工し、稼動開始した。

セグメント別の概況
国内物流事業は、部品物流分野で、デジタル関連製品(携帯電話、デジタルカメラ、DVD等)や車載関連製品などの好調さを受けるとともに顧客ニーズに対応することによ増り、取扱量が増加した。

また、消費物流分野も生協物流のアウトソーシングの進展や生協供給高の増加などにより流通加工、個配運送など受託量の増加した。

これらの結果、当期の売上高は27 345百万円(前年同期比1 506百万円増)となり、営業利益は2 420百万円(前年同期比399百万円増)。

国際物流事業では電子部品メーカーなどの中国生産の増加やフォワーディング事業の拡大に努め、受託貨物量の拡大し、売上高は9 607百万円(前年同期比2 474百万円増)となり、営業利益は2 006百万円(前年同期比450百万円)となった。

また、商品販売事業では大連泰達アルプス物流での事業開始などもあり、売上高は6 168百万円(前年同期比8百万円増)となり、営業利益は204百万円(前年同期比18百万円減)となった。

以上により、当期の連結業績は売上高で43 117百万円(前年同期比3 985百万円、10.2%増)となり、営業利益は4 627百万円(前年同期比827百万円、21.8%増)、経常利益は4 516百万円(前年同期比814百万円、22.0%増)そして当期純利益は2 376百万円(前年同期比398百万円、20.2%増)となった。

次期の見通し
今後の経済は、デジタル・IT関連製品の需要継続と中国向け輸出や米国経済の好調さの持続などにより底堅く推移するものと思われる。

同社を取り巻く環境は、デフレの継続に加え、顧客の海外生産展開などにより引き続き国内の取扱貨物量の増加は期待できない状況にある。

また、顧客のSCM志向に伴う物流合理化によって、貨物量自体も減少傾向にあり、厳しい事業環境が続くものとみている。

このような中、グループ各社は引き続き国内外の物流体制の整備拡充を進めると同時に、専門物流分野で顧客ニーズに適した物流システムを開発し提案活動と拡販を推し進める。

なお、今期の主な投資として航空貨物営業拠点の再構築を目的に成田地区に営業倉庫の建設を予定している。

現時点における平成17年3月期の業績見通しにつきましては、下記を予想している。
なお、業績予想は、平成16年10月1日付のTDK物流株式会社との合併を前提としている。

連結業績見通し
売上高46 500 百万円 (前期比7.8%増)
営業利益4 190百万円(前期比9.4%減)
経常利益4 070百万円(前期比9.9%減)
当期純利益2 130百万円 (前期比10.4%減)

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