(株)ダイフクは、子会社の(株)コンテックが新たに設立する新会社「(株)コンテック・イーエムエス」に電子機器製品の製造を全面移管、コンテックもコンテック・イーエムエスに生産を全面移管して、ダイフクグループにおける電子機器製品の製造機能を一元化する。
コンテック・イーエムエスの3つの国内工場をマザー工場として、中国・台湾の現地法人生産拠点を活用し、グローバル市場で勝ち抜くコスト・品質・サービス体制を実現し、世界連結経営強化の一環とする。
ダイフクは4月からスタートした「新中期3カ年経営計画」において、コンテックを中心とする電子機器事業をダイフクグループのコア事業の一つとして位置付け、マテハン用の制御装置や基板、無接触給電用装置やリニアモータ、ハーネス類を自社生産し、納入システムに組み込むとともに、コンテックにも製品を納入してきた。
一方、コンテックは、産業用パソコン、各種パソコン用インターフェイスボード、シングルボード・コンピュータ、無線LAN、リモート監視サーバなど自社製品を広く国内外で生産・販売し、生産面では共通の設備や技術を用いる品目も多いため、かねてより両社横断体制で生産効率の向上を推進してきた。今回の新会社設立により、生産や開発に関わる経営資源の共有にとどまらず、グローバル製造事業に発展させる。特に、中国での生産により、大幅なコストダウンを目指す。