（株）丸運の平成16年3月期決算短信（連結）の経営成績は下記のとおり。
同社グループは、積極的な営業活動を行い物量の確保に努めた結果、取扱数量増となり、当期連結営業収益は559億7千8百万円と前期に対し7.3％の増収となった。
連結経常利益は、前期に引続き業務全般に亘る効率化と販管費を含む固定費の削減に努めた結果、13億6千3百万円と前期に対し34.7％の増益。
この結果、連結当期純利益は7億9千6百万円となり年間6円配当を実施する予定。
部門別の営業収益は、貨物自動車運送部門のうち一般輸送は242億3千2百万円と前期に対し2.1％の減収、液体輸送は207億3千8百万円と前期に対し29.6％の増収、国際部門は、29億7千9百万円と前期に対し2.4％の減収、また、保管部門は35億9千2百万円と前期に対し0.3％の減収、鉄道利用運送部門は30億2千7百万円と前期に対し0.3％の減収となった。
来期の見通し
わが国経済は、景気が回復に向かっているとはいうものの、円高進行や原油をはじめとする原料価格の高騰などの懸念材料もあり、先行きは予断を許さないものがある。
一方、運輸業界では輸送需要が低迷する中、環境対策や安全対策のためのコストアップ要因も加わり、依然厳しい経営環境が続くものと予想される。
このような状況下、グループは、環境対策や安全対策に万全を期し、営業収益の確保と収支改善のための諸施策をグループ一丸となって引続き強力に推進する。
連結業績予想は、営業収益565億円、経常利益14億円、当期純利益は、課税所得軽減効果がなくなるために、7億円を見込んでいる。次期の利益配当は、1株につき年間6円（中間3円、期末3円）を予定している。
