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日本通運/三菱自動車のオランダ向け部品輸送受注

2008年07月24日/国際

日本通運は7月23日、同社と中国海運日本の合弁会社であるシーエヌジェイ・ワールド・ロジスティクスが、三菱自動車工業のオランダ向け部品輸送を受注したと発表した。2008年6月から輸送業務を開始している。

三菱自動車工業は、欧州向けSUV「アウトランダー」の生産を、同社のオランダ生産子会社である「ネザーランズ・カー・ビー・ブイ」のボーン工場に移管し、2008年8月から生産を開始するが、これに伴い、生産に必要な部品輸送を日本からオランダまで海上コンテナで輸送することになった。この海上輸送をCNJワールド・ロジスティクスが担当する。

この輸送は、岡山県倉敷市の水島港を出港後、神原汽船の日中サービスを利用し、中国の寧波港でトランシップされ、中国海運の欧州サービス船に接続し、オランダのロッテルダム港で陸揚げされるが、同港からオランダ工場の近郊まではバージによる水上輸送サービスを利用する。

このため、日本通運と中国海運日本による輸送管理システムにより、工場納品まで「見える化」を実現している。

また、両社のネットワークを活用し、悪天候などの事態にも対応できる体制を整え、生産ラインへの影響を最小限にすることも可能となった。同輸送による月間コンテナ取り扱い数量は、400本(40フィートコンテナ換算)を予定している。

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