日本興亜損害保険（株）は、双日（株）、（株）MoviUSAと提携し、自動車関連事業者を対象とした使用済み自動車（廃車車両）の適正な処理を支援する「NKリサイクルネット」5月12日から開始した。
「NKリサイクルネット」は、2005年1月に施行される「自動車リサイクル法」に対応した支援プログラムとして、ユーザーから使用済み自動車を引き取る「引取業者」としての登録支援、使用済み自動車の適正処理業者の紹介、廃車オークションなどの包括的なメニューを全国ネットで提供するサービス。
自動車整備業者等の自動車関連事業者は、使用済み自動車の「引取業者」としての登録が必要となり、引き取った使用済み自動車は登録・許可を受けた適正処理業者（フロン回収、解体、破砕業者）へ引き渡すなど様々な対応が必要となる。
「NKリサイクルネット」は、5月12日から関西・九州地区でサービスを開始し、8月中をメドに全国展開を行う予定で、自動車関連事業者の各社全国に約2万店ある日本興亜損害保険の代理店である自動車整備業者を中心に、幅広く推進する。
「NKリサイクルネット」の概要
(1)適正処理業者紹介サービス
自動車リサイクル法施行後に、都道府県知事に登録・許可予定の適正処理業者（フロン回収・解体・破砕業者等）を紹介し、自動車リサイクル法に準拠した廃車処理を支援する。
(2)廃車オークションサービス
使用済み自動車を廃車処理する際、オークションへ出品することにより、有価での買い取りが期待できるサービスで、入札による廃車車両の購入も可能。
（3）登録・許可支援サービス
自動車リサイクル法において、「使用済み自動車引取業者」として都道府県知事への登録や「解体業者」としての許可の必要性が生じるが、この登録・許可申請の書類制作を支援する。
このほかに、使用済み自動車処理過程の報告を行う電子マニフェストに対応する体制構築を支援するなど、包括的なサービスを提供する。
サービス利用料金
利用料金：入会金・会費は「無料」。サービスメニューのご利用には実費がかかる場合もある。
