遠州トラック（株）の平成16年3月期決算短信（連結）の経営成績は下記のとおり。
グループでは、3PLを一層推進し、収益の増加に努めた。3PLを請け負うことにより、運送・倉庫を併合している強みを最大限に有効利用し、運用の工夫と効率の追求により運送単価の下落分を吸収した結果、営業収益は144億98百万円（前期比9.6％増）となった。
利益面は、一部新規取引を開始した荷主へのサービスで、立ち上がり適切な運用と円滑さに改善の余地があったものの、営業利益は9億84百万円（前期比2.9％増）、経常利益は9億53百万円（前期比0.5％増）の微増益となった。
当期純利益は投資有価証券の売却益が寄与し5億34百万円（前期比9.1％増）となり、増収増益となった。
セグメント別の状況
物流事業
営業収益は、140億62百万円（前期比8.6％増）営業利益は12億4百万円（前期比11.4％減）。
輸送部門の営業収益は94億98百万円（前期比7.7％増）だが、不採算遠距離輸送の外注化、および社会規制に伴う見直しにより、自社輸送が38億91百万円（前期比5.6％増）、取扱が56億6百万円（前期比9.2％増）。
倉庫部門は、在庫の増加に伴う充填率の向上と富士営業所の開設により営業収益は45億64百万円（前期比10.6％増）。
②その他の事業
営業収益は、分譲地の販売が堅調に推移し4億36百万円（前期比54.4％増）。
次期の見通し
引き続き厳しい環境が予想される中、充分耐えうる体質の強化を図り、物流戦略商品の開発に心がけ収益向上に努めてまいります。また、顧客のニーズに応える提案営業のできる人材の育成および財務体質の強化を図っていく。
営業収益15 518百万円（7.0％増）
経常利益1 051百万円（10.3％増）
当期純利益600百万円（12.4％増）
