住商情報システム（株）は、「ProActive」業種別テンプレートとして、医療機器・医療材料卸売業界向け「ProActive／Medicalテンプレート」の販売を6月1日より開始する。
厚生労働省が2001年12月に情報技術を活用した医療の実現を目指した情報化推進策「保健医療分野の情報化に向けてのグランドデザイン」を策定（2005年施行予定）して以来、医薬品・医療材料へのバーコード活用は、流通面や患者安全性確保の面から早期実行すべき課題となっている。
特に人体に与えるリスクが高くなる高度管理医療機器（クラスⅢ／Ⅳ）に指定される対象が薬事法改正により拡大し、医療機器の安全対策としてトレーサビリティ管理の強化・徹底が喫緊の必要事項となっている。
こうした状況下、同社は統合型基幹業務アプリケーションパッケージ「ProActive」に、これまで蓄積された医療業界向けノウハウを集積し、またパイロットユーザー様への導入検証の内容を踏まえ、この度、2005年施行予定の薬事法改正に準拠した「ProActive／Medicalテンプレート」を開発し、販売する。
当該テンプレートを使用することにより、薬事法改正に合致した医療材料物流システムを短期間・低コストで構築が可能であるとともに、トレーサビリティ実現による患者の安全性を高め、且つ入出荷検品・在庫管理業務の大幅な効率化も図ることが可能となる。
更に、「ProActive」の関係モジュールと組み合わせることにより、債権・債務、経理等の業務との連係も簡単に可能となる。
「ProActive/Medicalテンプレート」の概要と特徴：
(1)医療材料バーコードの標準装備
①在庫管理等の各種管理業務の省力化
（UCC/EAN-128バーコード内のロット番号、シリアル番号、および有効期限等の情報を活用）
②入出荷・検品業務の省力化（バーコードリーダ利用）
③複数の各種医療材料バーコードを管理
（UCC/EAN-128、JAN、QR（コンタクトレンズ用）、自社バーコード等）
④各種医療材料バーコードデータと自社品目マスターの自動照合・引き当てを可能
(2)徹底したトレーサビリティの実現
登録したロット番号、シリアル番号により、膨大な件数の医療機器・医療材料のトレーサビリティを正確かつ効率的に実現
(3)バーコードラベルの発行
(4)出荷履歴報告書の作成
(5)量販店からのVAN経由EOSデータの受注処理・ターンアラウンド伝票作成
(6)患者登録による施術患者の管理機能を装備
(7)医療材料データベースのダウンロード
財団法人医療情報システム開発センターにて運営されている標準医療材料データベース情報のダウンロード・取り込み機能を装備。
価格：
・「ProActive/Medicalテンプレート」1千万円～
テンプレートはProActive/販売・仕入在庫を含む。
支払い、請求、回収の機能は別モジュール。
ハードウェア、OracleDB関連費用等は別途必要。
販売目標：初年度20社3億円
問い合わせ先
住商情報システム株式会社
エンタープライズ・ソリューション事業部
ProActiveビジネスソリューション部ProActive営業課
担当：大槻
TEL：03-5166-1760
E-mail：go@proactive.jp
URL：http://proactive.jp/
